今月、低学年クラスは「紙芝居作り」に勤しんでいる。

起承転結を理論で伝えるのではなく、体得してもらうために、先月からお話作りの練習を何度もしてきた。

今週は「題名くじ引き」からスタート。おもしろい題名、考えさせられる題名を子どもたちが各々考え、箱に入れる。誰が考えた題名が当たるかわからないが、くじ引きに大興奮!

「『きゅうりをへびとまちがえた犬』?誰が考えたん?めっちゃ笑えるー!」

「『ありえないおにごっこ』だって!どんなんやろー?」

と、それぞれにへんてこな題名を引いて、ニヤニヤしている。

それも束の間、アイデアが浮かんだのか、すぐさま机に向かい、原稿用紙を取り出し書き始める。

時折漏れる笑い声。

そんなに自分が作ったお話がおもしろいのだろうか。

教室はなんだか幸せな空気に包まれた。

〜エッセイスト・雪丸