学力世界トップクラスの
フィンランド
フィンランドは学力が高いことで有名ですが、当のフィンランド人はそういったことにあまり関心はなく、国語力は生きる上で必要なので「読書をすること、表現をすること」を大事にしています。
ここでいう国語力とは、「相手の言っていることを正確に理解する力」と「自分の言いたいことを明確に伝える力」、とてもシンプルです。どんな人と接するときも、この力は必要です。
人生100年時代。目の前のテストの点数も気になりますが、社会に出てからの時間の方が圧倒的に長く、あらゆる場面で国語力が問われます。
フィンランドの教育は
「教える」から「考える」へ
研究型
学びというのは、興味・関心から始まります。例えば、「どうして春夏は緑だった葉っぱが、秋になると赤になり、冬には茶色になるの?」という疑問が湧いたとしたら、そこから授業が展開されていきます。しかし、「それはね。葉緑素が含まれていて…」と、先生が教えるのではなく、「どうしてなんだろう?」と子どもたちが自ら考え、学ぶ環境を作るのが先生の役目。フィンランドでは、自ら積極的に学ぶ力を養うのを支援することを、教育と考えています。
問題解決型
実際の人生は答えが1つではありません。問題に直面したとき、私たちは持てる知識と経験から自分なりの答えを見出します。そのとき大事なのは、問題点が何なのかをわかっていること。そして考えるプロセスを踏むことで、問題解決力が身についていきます。答えは状況に合わせて変わっていくもの。人生では、人は多くの問題に直面し、解決する力が求められます。フィンランドの教育の照準は「テストの点」ではなく「社会で生きる力」。教育と人生がしっかりつながっています。
参加型
例えば、作文の「添削・解説」にしても先生と書いた生徒とのやり取りではなく、皆が、一人の生徒の作文に対して、意見を交換します。「ここはこう書いた方がいいのではないか」、「文法が間違っている」などと、客観的な意見を述べるのが一般的な授業。自分事として捉え、積極的に考え、意見を言い、活動に参加することで、自らの学びを深めていきます。
当教室の目標
- 誰が読んでもわかる文章を書けるようにすること
- 相手の言っていることを正確に理解する力をつけること
作文と読解の教室です。古文や漢文、漢字指導、テスト対策、短期指導は行っておりませんので、あらかじめご了承ください。
てら小屋遊学舎の
教育理念
未来のリーダーを育成する
書くことは表現することです。自分の思いを明確に表現し、相手の思いも正確に理解する。生きる上で大切な表現力やコミュニケーション力を身につけ、世界に羽ばたく人を育てていきます。
即効性のあるものが求められがちな世の中ですが、コツコツ、じっくり取り組むことが、いずれ大きな花を咲かせることにつながります。
目標は試験をパスすることではなく、社会に出た時にどんな人間になるかです。そこに照準を合わせ、ブレない生き方を子どものうちから体得しておくと、楽しく、豊かな心で生きられるのではないかと私は考えます。