毎年、恒例の発表会が近づいて来ています。しかし今回は「作文発表会」ではなく、「ノミの市大会」を！という、子どもたちの熱い要望により、小学生全クラス対抗でノミの市を行うことに。
フィンランドでは、修学旅行や遠足に行く際、子どもたちがノミの市を開催し、資金を集めます。
うちの教室では、本物のお金ではなく、教室通貨を使用。修学旅行に行くわけではありませんが、アイデアやコミュニケーション力の向上のために取り組んでいます。
毎年、3月最後のレッスンで、ノミの市を各クラス内で開催していたのですが、今回は拡大バージョンです。
チーム編成や、リーダーや経理等の担当、商品、店名など、全て自分たちで話し合って決めていきます。
チームを決める際、様々な意見が出ました。
「女子チーム、男子チームに分けるのではなく、ミックスにした方がいい」
という意見と、
「女子は女子、男子は男子がいい」
という意見に分かれたクラスがありました。
すると、
「目的は、売り上げを上げることなんやから、男子と女子が分かれると、商品に偏りが出て、売り上げが伸びやんのちゃう？お客さんの年齢層もいろいろやし、男女もいろいろやん。だからミックスにした方がええんちゃう？」
という意見が。この意見には皆も納得。更に、
「男子だけやと心配やわ。細かいことが苦手やろ？お客さんに商品を渡す時、ラッピングとかした方がきれいやん。各チームに女子がおった方がええと思うんやけど」
と、面倒見の良い女子の意見。
先生がいなくても、自分たちでこんな意見交換ができるようになってきたんやなぁと、教室の隅で聞いていました。
「お仕事は健康管理も重要だよ！風邪を引かないようにしようね！」
という、ごもっともな意見も。
いろんな意見やアイデアが飛び出すノミの市大会の準備。本番が楽しみです。
